2012年12月14日

天国からの銃弾

島田作品は御手洗シリーズ以外も単作で面白いものが多いので、読み残しているものをちょっとづつ網羅していこうかと思ってます。今回は最近読んだものを。表題作を含め三作をまとめたノヴェルズです。

「ドアX」
女性の独白で綴られてゆく小作ですが、島田作品を読み慣れてると、割と序盤の方で、ああ、この女性は(ピー)なんだなとオチが分かってしまった^^;。
この作者ならではのエグさと毒といい、相変わらずの女性観ですw。

「首都高速の幽霊」
事故か殺人か、一人の男の死に関するある事件の顛末。とにかく不快でない人間が一人も出てこない(笑)。
途中から業界の話が続いて、そこは興味がなければちょっと退屈ですが、これもやはり奇想と偶然に満ちた島田作品らしい作品です。

「天国からの銃弾」
毎日富士山を望む自宅の高楼からの眺めを写真に撮り続けていたある老人のその趣味が、家族を巻き込む事件に発展してしまう。
何か推理物を読んでると、自分の頭の悪さを実感してしまいますorz。まあ島田作品の場合は当てる方がムチャ、というところがあるとはいえ、自分は見落とし多かったな;。
しかし、島田作品ではよくありますが、「〜では(には)当然」って、それ、全然当然じゃありませんから;!
息子のことなら気付けよ、おじーちゃん;;って思いますが、最後はお爺ちゃんKAKKEEEEEってなります。



posted by AYA at 16:30| Comment(0) | 書籍・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月07日

アルスラーン戦記(2):王子二人

ストーリー:
アルスラーン一行は諸侯(シャフルダーラーン)ホディールのいるカシャーン城砦へ赴くが、ホディールはダリューンやナルサスらを排して自分が王太子を擁し権力を握ろうと企む。それを見抜いた一行は奇襲してきたホディールの部隊に反撃しホディールを返り討ちにする。
危地を逃れたアルスラーン一行は、パルスで最大の兵力が残っている東方のペシャワール城砦へ向かうことにした。
銀仮面卿ことヒルメスは、カーラーンの息子ザンデを配下に加えてアルスラーン一行を追跡し、アルスラーン一行は分散してそれぞれペシャワールへの道を進むことになる。
一行は偶然にアルスラーン・エラム・ギーヴ組とダリューン・ファランギース組、そしてナルサス一人に分かれ、ナルサスは途中でヒルメスに討たれた義侠ゾット族の族長の娘アルフリードを助けて共に旅をすることになった。
一方、ルシタニア勢ではますます内部の対立が深まっていた。
イノケンティウス七世や王弟ギスカール公と対立を深める大司教ボダンは、私兵の聖堂騎士団(テンペレシオン)を召喚する。
魔道士たちの仕業によって聖堂騎士団の団長が殺害され、ルシタニア勢の対立は一層緊迫したものになり、ギスカールはヒルメスを呼び戻す。ボダンは聖堂騎士団を率いてエクバターナから出て行った。
ペシャワールの城砦では、隣国シンドゥラから侵攻を受けるが、城砦を守る双刀将軍(ターヒール)キシュワードはこれを撃退する。
アルスラーン一行がとうとうペシャワールに到着したその夜、ヒルメスは城砦に忍び込むが、アルスラーンを討とうとしたところをペシャワールの将たちに囲まれてしまう。
ただ一人パルス王家とアルスラーンの出生の秘密を知るペシャワールの万騎長(マルズバーン)バフマンは「そのお方を殺せばパルス王家の血が絶えてしまう」と叫び、その隙にヒルメスは堀に逃がれて脱出。一同がバフマンに説明を求めたその時、再びシンドゥラの侵攻を告げる声が響くのだった…。

posted by AYA at 17:26| Comment(0) | 書籍・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月03日

アルスラーン戦記(1):王都炎上

久しぶりにアル戦読み返してます。田中芳樹のご存じ銀英伝に準じる代表作の一つ。中世ペルシア風の国パルスを中心に舞台とした架空戦記ファンタジー。早く続き出ないかなあ…。

ストーリー:
パルス歴三二〇年。大陸公路の覇者である雄国パルスに西方からルシタニア国の軍が攻め入った。ルシタニアはイアルダボート神を信仰する一神教の国であり、マルヤム国などを滅ぼして勢力を広げ、主神ミスラ神を中心に信仰する多神教のパルスを滅ぼすことを名分に、パルスに代わり大陸公路に覇を唱えるべく侵攻した。
両軍はアトロパテネの平原で対峙し、勇猛なパルス軍が勝利するかのように思われたが、万騎長(マルズバーン)カーラ−ンの裏切りによってパルス軍は惨敗し、国王アンドラゴラスは謎の銀仮面の男に捕らえられ、戦場で孤立した初陣の十四歳の王太子アルスラーンは「戦士の中の戦士(マルダーンフ・マルダーン)」と称される黒衣の騎士ダリューンと共に戦場を脱出する。
アルスラーンとダリューンは、ダリューンの旧友で類稀な智謀の持ち主でありながら蔓延る不正と腐敗を批判したために宮廷を追われた隠遁貴族のナルサスの山荘へと落ち延びた。
そこでアルスラーンはナルサスの侍童(レータク)エラムと知り合い、再会したダリューンとナルサスはアルスラーンに本人も知らない何か出生の秘密があるらしいことを感じる。
ルシタニア軍はついにパルスの王都エクバターナを陥落させ、王妃タハミーネも銀仮面の男に捕らえられてルシタニア王イノケンティス七世のもとへ連行された。イノケンティス七世は一目でタハミーネの絶世の美しさに心を奪われ、彼女との結婚を望むが、諸々の政治的、宗教的な理由から実現できずに煩悶する。そんな兄王を王弟のギスカール公爵は苦々しく思うのだった。
ギスカールは無能な兄王に取って代わる野心を抱いており、銀仮面の男はギスカールの裏の参謀として仕えながら、彼自身のある野望のために魔道士たちと手を結んでいた。
アルスラーンに王者としての器量を見出したナルサスは、請われて彼の幕僚となり、カーラーンの追っ手から逃れた一行は逆にカーラーンの追討軍を誘き寄せて奇策を用いこれを討つ。カーラーンは「パルスの正当の国王(シャーオ)は他にいる…」と言い残してこの世を去った。
この戦いで、ミスラ神殿から派遣された美貌の女神官ファランギースとルシタニア軍支配下の王都を脱出してきた自称「旅の楽師」ギーヴも一行に加わる。
情報を求めて王都に潜入したダリューンとナルサスは銀仮面の男と出くわし、思いがけず剣を交える。ダリューンによって銀仮面を割られたその下の素顔は、半面は秀麗ながら半面が火傷で爛れた悲惨なものだった。
二人の剣から脱した銀仮面の男は、しばらくしてアンドラゴラスが捕らえられている獄舎を訪れる。そして自分は十六年前に不審な火事で死んだとされていたかつてのパルス王子であり、アンドラゴラスの兄である先王オスロエスの遺児ヒルメスであると告げる。
本来パルスの王座は自分のものであり、父オスロエスを殺して王位を奪い正当な王位継承者である自分を焼き殺そうとした叔父アンドラゴラスとその息子のアルスラーンを決して許しはしない、と…。

posted by AYA at 00:14| Comment(0) | 書籍・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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